ドイツ生まれの自然塗料「リボス自然健康塗料」公式サイト

リボス自然健康塗料は、ドイツで生まれた自然塗料。人と環境に害を与えないことを理念につくられたその塗料は、住む人の健康を守る・無垢の木に必要な栄養素を与える役割を持っています。大切な住まいだからこそ、仕上げ材ひとつひとつを丁寧に選ぶという選択をしてみませんか?まずは、その歴史を紐解いてみましょう。

リボス自然健康塗料は、ドイツ北部の自然豊かな場所に本社を構えています。地域の農家と連携して有機栽培された亜麻の種、世界中から探してきた人にも環境にも優しい原材料などを使って、常日頃から研究を重ねた結果の安全な塗料を開発してきました。その始まりは、1970年代にリボス創業メンバーであり、当時学校教師であった女性植物学博士が、子ども向けの天然由来のフィンガーペイントを製造し、安全性が高いそれらがドイツ国内の教育機関や病院から問い合わせと製造依頼が殺到し、リボス創業への足掛かりとなりました。

創業の頃から変わらないリボス社の理念です。食べ物のように自然素材であれど、人体にアレルギー反応を起こすものはあります。元々は天然にこだわりを持っていたリボス社ですが、自然素材が原因でアレルギー反応を起こすことが研究の末発覚した際に、原材料を見直し人体に悪影響がない化学製品も取り入れることを決断したのです。そのこだわりの強さから、今では赤ちゃんが舐めても大丈夫なほどに安全な塗料として、自然塗料のパイオニアとなっています。

リボス自然健康塗料の主原料は、亜麻の種から抽出する亜麻仁油と呼ばれる植物油です。この亜麻仁油は、人に害がない安全な素材であることは当然のことながら、木にとっても優しい素材なのです。木の呼吸性を妨げず、一般的なフローリングに使われるウレタン塗料に比べて木を健やかな状態で保つことができるのが特徴です。

塗膜を張り、木の呼吸性がない状態に仕上げる塗料は、一見耐久性が高いようにも思えますが、実は劣化や傷が原因となって、木材自体が湿気や水分によって傷んでしまう要因となっていますのです。

なぜ亜麻仁油を使っているのか?

自然塗料は、塗料の主成分である油脂に植物由来の油をしたもののことを言います。植物油といってもその種類は多く、油の種類によって持ち合わせた効果や特性も異なります。その中で、リボス社が亜麻仁油を選定している理由はなんでしょうか?

特別な製法でできた
亜麻仁油は木に優しい

コールドプレッシング法という低温抽出した亜麻仁油を採用しており、この亜麻仁油は、ビタミンが壊れず木にとっての栄養が豊富なオイルになります。 また食品レベルの安全性を保つことにもなります。

サラサラとした亜麻仁油は
木との相性がとても良い

高品質な亜麻仁油は、植物油の中でもヨウ素価という数値がとても高くサラサラとしたオイルで、木に浸透しやすく、木の道管に入り込み、しっかりと硬化して高い保護力を発揮してくれるのです。

最も大切なのは安全性
アレルギーを引き起こさない

リボス自然健康塗料は、安全性が代名詞でもあります。厳選された原材料の中でも主成分である亜麻仁油は人体への悪影響がありません。木にも人にも優しいのが亜麻仁油なのです。

木にオイルはなぜ必要なの?

一般的に無垢材として流通しているものは、人工乾燥を施して含水率を調整された木材です。木材の割れの原因は、水分の吸放湿による動きだけでなく、乾燥時に油分が抜けて木材自体が脆くなっていることも一因しているのです。だからこそ、無垢材を使用する場合は、一般的にオイルステインなどで、油分を塗布することが必要とされているのです。

リボス自然健康塗料は、クロアチア出身の哲学博士ルドルフ・シュタイナーの色彩に関する考えに基づいて作られています。室内の色彩は人々の意識に大きな影響を与えるというシュタイナーの考えから、リボス自然健康塗料では自然素材の天然鉱物顔料や植物色素を使い、自然界にある色彩を生み出すことにこだわりを持っています。私たちは、その色彩から造られた空間で人の意識や感性を豊かにできればと考えています。

素材にとっても、人にとっても環境にとっても

健康な塗料づくりへのこだわり -Healthy-

塗料の健康被害の原因になることが多い原料の一つである溶剤をより安全なものにするために、スウェーデンのカロリンスカ研究所(医科大学/ノーベル賞の審査機関)との共同研究において様々な溶剤を研究した結果、最も安全な溶剤を見つけることに成功し、その溶剤を採用しています。その他も常に研究を重ねて、使用している原材料で危険になりえると判断されたものは使用しないように原材料を変えて製造を続けています。

選ぶ権利をあなたに届けたい -Safety-

リボス社は、消費者のエコ・健康意識が高いドイツ国内の製品でも珍しい“成分完全明示”という選択を取っています。これは創業者であるローズマリー・ボーテ氏が「選ぶ権利は消費者にあるべきだ」という考えがあり、今でも企業としての変えることのない信念ともなっています。

リボス社製品は全商品成分完全明示

自然環境と調和した暮らし-Ecology-

リボス社は「自然の中で自然と共に自然のために仕事がしたい」という想いで、地域全体を環境で豊かにする様々なプロジェクトを進めています。また、 リボス社は塗料製造にゴミを出さないことを取り組んでおり、その企業姿勢は世界からの高い評価を得ています。環境先進国のドイツから学んだエコな暮らし方や自然を守る取り組みを自然素材に触れることを通して日本においても伝えていきたいと考えています。

リボス自然健康塗料は、使用用途や樹種に合わせて多くの種類のクリア塗料がございますが、一般の皆様がご自身でも塗りやすいのはこのカルデットクリアです。木材に深く浸透し木を優しく保護しつつ、木の呼吸を妨げません。

タヤは、リボス自然健康塗料の中では唯一の日本オリジナル着色塗料で、日本の気候風土に合わせて作られた塗料です。内外どちらでも使える耐候性の高さが特徴の塗料で、しっかりとした着色感は、塗装回数によって色味を調整することが可能です。

水拭きの手軽さで、汚れ落としとワックス掛けが一度にできるクリーナーがこのグラノスです。コーン油脂やカルナバワックスなど、天然100%製品で天然ワックス効果が持続します。水で希釈して使用するので、一般のご家庭でも使いやすく経済的にメンテナンスができます。

A.亜麻仁油等を主成分にする植物油は、空気中の酸素と反応し、わずかですが熱を発生させます。この熱エネルギーは、温度が高い状態で増幅し、密度が高ければ高いほど熱が逃げ場を失い自然発火を引き起こすことがあります。特に気温の上がる季節には注意が必要ですが、塗装時や拭き取りに使用したウエスや布等は使用後直ちに水につけて処分すれば問題ありません。
A.リボス自然塗料ならアレルギーの方でもご安心いただけるものです。ただし、重度の化学物質過敏症の方もおられますので、そういった場合には重度アレルギーの方向け専用の商品を別途製造しておりますのでご安心ください。(アレルギー者専用商品は輸入取り寄せ商品となります。)
A.もちろん可能です。塗装方法は簡単ですので説明書をご覧いただきチャンレンジしてください。
A.通常木部用オイルを塗る場合は、周りの部位で塗料が付かないようにするための養生(マスキングテープ・マスカー等)や、木部の表面をなめらかにするための紙やすり、さらに塗装に使用する刷毛またはコテ刷毛・ウエス、そして手袋や使用した刷毛やウエスを廃棄する際のビニール袋(水を含めてそのまま捨てる)などが必要です。どれもホームセンターでお買い求めいただけます。
A.こぼした後なるべく早く拭き取ってください。すぐに染みができるわけではありません。ただし、染みができてしまった場合は、染みの箇所を再度削って塗装します。その場合、スチールウールに仕上げで用いた塗料を染み込ませて擦り、数分後ウエスで拭き取ります。このように対応すれば、染み汚れを落とし、塗膜を元の状態に近い形に戻すことが可能です。
A.床材は、歩行する頻度などの条件によって塗り替えの時期は異なってきます。無垢の床材(無塗装)に使用した際、住み始めてから1年後を目安に始めのメンテナンスとして再塗装をお奨めします。1年後以降ではオイル分が抜け、撥水効果が弱ってきたことや、色の掠れ具合などを目安に塗り直してください。